看護師は病気をみるのではなく病気の人をみる

看護師として働いていれば、「死」というものに直面することが避けられません。臨床現場で初めて「死」に直面したとき、あなたは何を感じ、何を学びましたか。


看護師になって10年目

30代の男性看護師です。泌尿器・皮膚科・耳鼻科の混合病棟1年、血液内科4年・循環器内科4年と、なんだかんだで10年目になってしまったけど、まだまだ後輩には勉強で負けたくない!看護の仕事は退職まで勉強だ!と思ってやってます。

初めて患者さんの「死」に接して

入職1年目は総合病院の泌尿器・皮膚科・耳鼻科の混合病棟でした。集合研修が終わって初めて病棟業務にあたったときに、ステルベンがあるということで処置に入らせてもらったのが、看護師人生で最初の患者さんの『死』でした。まったくその患者さんのことなんて知りませんでしたが、死後の処置を通してですが縁のようなものがあるのかなと感じて処置をしました。この人は一体どんな人生を送ってきたのだろう、仕事は…家族は…最期は苦しくなかったのかななどと思って処置をしたのを覚えています。

死は誰も避けられないものだから

あたり前のことかもしれませんが、患者さんは病人ではなく病気をもった人です。病気だけみるのではなく、その人がどう生きて、どう生きたいのかを知ることが大切だといまでも思ってます。終活なんて言葉が使われるようになって久しいですが、それはつまり人と人がコミュニケーションをはかる機会が減ったからなのかなとも思います。不慮の事故、予期せぬ事故には当てはまらないですが、自分が死ぬときどう死にたいのか、死ぬ瞬間までどう生きたいのか家族で話す機会が減ったというか、死というものがデリケートで話すのを避けてしまっているように思います。

病気をみるのではなくその人をみる

看護師は日々の業務で忙しいかもしれませんが、終末期にある患者さんとはきちんと話し合うべきだと思います。これでよかった、これでいいだ、と医療者の自己満足で終わらないように、本人に聞けないことであれば家族などと話し合いの機会をもち、アプローチしていくほうがいいと思います。がん患者さんとかかわる看護師をはじめ医療スタッフの方々は、患者さんの過去について、どういった仕事をしていたか、どういった趣味をもっていたかなどを知り、病気だけみるのではなく一人の人として患者さんをみていくべきだと思います。

看護師として最初に出遭った「死」

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